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2012年9月10日 (月)

富士山吉田口登山道(2012年7月)

 「はなや」を後にする。

 はなや(山梨県富士吉田市) ざる(大)
 http://komodo-dragon.cocolog-nifty.com/blog/2012/09/post-f6fa.html

アスファルトの照り返しが激しい炎天下の道を重いリュックを背負って歩く。

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富士浅間神社に到着。
参道の極太の杉がいかにも古い神社らしい。

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普段は神社でお願いごとはしない主義だけれども,このときばかりは登山の無事を祈願する。
(神社では,お願いごとはせず,感謝の祈りを捧げる主義である。)
お賽銭は奮発して50円投入。

 参拝を済ませた後,トイレを済ませる。
ここから6合目までの5時間ほどはトイレがない。

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神社の入口の登山道入口。
以前手に入れた富士登山用の杖をつきながらスタートする。

 神社の裏手の杜を抜け,樹海の中を突き抜ける一本道の広い舗装道路をひたすら歩く。
2時間ほどで馬返しに到着する。

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ここから先は登山道。
「馬返し」の名前の通り,馬が使われていた時代は,馬はここまででこの先は徒歩。
今もこの先は自動車は通ることはできない。

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登山道を少し進むと鳥居が現れる。
いよいよ本格的に神の領域に入ってゆくという感じ。

ここからスバルライン口登山道と合流する6合目までは3時間ほど。
登山道はほどほどに整備されていて,最近は歩く人も増えてきたらしく,6合目に着くまでに多くの登山者とすれ違った。
ちなみに,10年以上前にこの道を歩いた時には,行き帰りを含めて誰ともすれ違うことはなく,寂しい登山道だった記憶がある。

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道中「八王子講」と書かれた苔むした灯篭のようなものを発見。
鉄道が敷かれる明治中期以前は,八王子からここまで歩いて来た上でさらに麓から富士登山していたはず。
昔の人は大変だった。

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ところどころに昔の石碑や庚申塔がまだ残っている。
これらは,麓から人力で運んできたのだろうか?

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 昔の建物や神社も残っている。
ただ,長年の風雪にさらされて荒れ放題。
倒壊しているものも少なくない。
倒壊した建物は,片づけられることなく放置されていて,ものかなしい気持ちになってくる。

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 5合目あたりで視界が開け山頂が見えてくる。
近づいてきたことには近づいてきたけれども,まだまだ遠い。

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 6合目に到着。
ここでスバルライン口登山道と合流する。
多くの登山者が山頂を目指している。
ここまで登ると空気がひんやりとしてくる。

 ここから山頂までは休憩なしで6時間ほど。
山頂は真夏でも冬のように寒い。
山頂に着くのが早すぎると,ご来光まで寒い中震えて過ごすことになる。
この先は,休憩を入れて時間調整しながら山頂を目指す。
ただ,明け方の登山道は,ご来光狙いの登山者で大渋滞する。
大渋滞が発生する前に山頂に到着したほうがい。

 6合目で夕食をとり,大休止を入れた後,再び山頂を目指す。
ここから先は,傾斜がきついジグザグの道。
ときどき休憩を入れながら進む。

 陽が落ちて夕闇が迫る。
彼方に富士吉田の街の夜景が輝いている。
空気が澄んでいるせいか,星もよく見える。
北斗七星の柄の脇の星までも・・・。

 7合目あたりから,傾斜が急になり,その上,道も悪くなる。
幸い山小屋から山小屋までの距離は短い。
山小屋ごとに山小屋の前に設けられたベンチで休みながら進む。

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 気圧が低いせいで,持ってきたお菓子の袋はパンパンにふくれる。
リュックの中に戻せなくなってしまったので,ここで食べることに。

 午前零時すぎ,8合目あたりで下を見下ろすと,山頂を目指す登山者の光の列が先ほどよりも増えている。
7合目の山小屋に宿泊した登山者たちがうごきはじめたらしい。
これに巻きこまれたら大渋滞は必至。
逃げるように先を急ぐ。

 本8合目の山小屋でトイレ休憩。
この先,山頂まで山小屋はない。
山頂のトイレ,特に,スバルライン口のトイレは登山客で大混雑し大行列ができるので,あまり期待できない。
山頂の次のトイレは8合目まで下山するまでない。

 ちなみに富士山のトイレはチップ制。
百円玉をそこそこ用意する必要がある。
お札があっても役に立たないし,ケツも拭けやしない。

 山頂に到着。
疲労困憊と強烈な眠気で「なんとかたどりついた」といった感じ。
夜明けまではまだ2時間以上ある。
人が多く居場所がない。
おまけに寒い。
山小屋の前にこしをおろすことができるスペースを見つけてじっと寒さをしのぐ。
ただ,8合目あたりの山小屋のおやっさんの話によると,この日は珍しいほど風がなく温かい日なのだそうだ。

 近くのトイレは大行列がはじまる。
午前3時ごろには,行列は100人を超え,長さは50m以上あったようにも見えた。

 ・・・

 辺りが白みはじめる。
ご来光のビューポイントを探すため立ちあがる。

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スバルライン口の南側の斜面は南極のペンギンの群れのようにびっりりと人が群がっている。
太陽は出てきそうでなかなか出てこない。

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山中湖の向こう側から陽が昇る。

 火口をぐるりと一周する。

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火口の向こう側には,日本最高峰の剣ヶ峰。

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御殿場口あたりからは,砂山のような宝永山が望める。

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富士宮口近くの富士浅間神社の奥の院へ参拝。
無事山頂まで登山で来たことを感謝。

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剣ヶ峰界隈。
ここも大行列。
最近の富士山は,渋谷や新宿よりも混雑が激しいかも。
剣ヶ峰はこれまでに行ったことが何度もあるので今回はパス。

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山頂の西側にまわると雲海の上に見事な影富士。
登頂は今回で4回目になるけれども,これだけ見事な影富士は初めて。

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大沢崩れを上から眺める。
迫力満点。

 火口を一周しスバルライン口に戻る。
そして,下山を開始。
下山道は,ジグザグの砂礫道。
これが延々と続く。
これまでの疲労が蓄積している。
ときどきジグザグの折り返し点でリュックをおろし「三角」になって休みながら下る。
全行程のうち,この単調な下山道がいちばんきつかった。

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なぜか馬ともすれ違う。

 ・・・

 下山道を下りきって6合目で早い昼食をとりつつ大休止。
ここからスバルライン口へ向かう道と分かれて,登ってきた吉田口登山道を下山する。

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そして,吉田口登山道のスタート地点の富士浅間神社に到着。
スタートから26時間以上たっている。
最後の馬返しから富士浅間神社までの一本道では,脚を前に出すのさえ辛かったほど。
拝殿に向かい無事登山を終えたことを感謝。

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富士吉田市内の大鳥居をくぐり,駅へ向かう。
鉄道がない時代ならば,ここからさらに自宅まで歩かなければならない。
昔の人はすごいとしか言いようがない。

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 大沢崩れ(2005年8月)
 http://komodo-dragon.cocolog-nifty.com/blog/2007/07/post_1fdf.html

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