茂七(東京都小平市) 肉汁うどん
お店の軒先には緑色の提灯がかけられている。
緑提灯は日本産食材を50%以上しているお店のしるしなのだそうだ。
武蔵野うどんは,麺に「地粉(じこな)」という地元で収穫された小麦粉を使って作られているそうなので,緑提灯に納得である。
時刻はほぼ開店時間。
お店の軒先に「営業中」であることのサインである暖簾が架けられていることを確認し,お店に突入する。
お店の中には,お客さんはおらず,どうやら私が一番乗りのようである。
カウンター席に座り,「肉汁うどん」を注文する。
店内には,なぜか海上自衛隊の護衛艦と南極観測船「しらせ」の写真が飾られている。
ご主人の趣味なのだろうか?
意外にも注文した肉汁うどんはすぐに出来上がった。
恐らく麺をあらかじめ茹でてあったのだろう。
ほとんどのラーメン店では注文を受けてから麺を茹でるが,うどん店では麺を茹で置きするお店が多いという話を聞いたことがある。
多分,茹で時間が長いのが理由だろう。
つけ汁は暖かい。
つけ汁の中には,バラ肉とぶつ切りのネギが入っている。
別皿の薬味は,ネギ,アスパラ,ニンジン,大根,おろし生姜,大根おろし。
麺はあきれるほどの超極太。
2つに割る前の割り箸よりも太い。
いや,割り箸を2,3本束ねてもかなわないかもしれない。
私が過去に出会った麺類の中で最も太い。
麺の色は灰色がかっており,表面は少し荒れている。
手打ちだけに太さはまちまちである。
麺の量は1.2~1.5玉ほどで重量は300~350g(茹でた後)ほど。
一般的な量ではあるが,見た目の重量感は凄まじい。
丼をよく見ると,生八橋のような物体が1枚のっている。
桐生で食べられているという「ひもかわ」なのだろうか?
写真には写っていないが,麺の丼の向こう側には,輪切りのきゅうりとセロリの漬物が添えられている。
セロリの漬物は初めてお目にかかる。
まず,麺を1本だけつまんでつけ汁に入れる。
案の定,たった1本でつけ汁の器はいっぱいになる。
麺は極太のアルデンテ。
ただし,極太だけに通常のアルデンテよりも芯が太く噛み応えは十分以上である。
少しずつ噛みしめながら食べてゆくと,小麦の風味が口から鼻へ抜けてゆく。
つけ汁は甘口でバラ肉とネギの甘みがいい。
2本目をつまむ前に,薬味のおろし生姜と大根おろしをつけ汁に投入する。
薬味の辛味によって,つけ汁にさっぱり感が加わる。
つけ汁を吸収した大根おろしが極太麺に大量にからみつき,これが最高にうまい。
続いて,カウンターに置いてある「揚げ玉」を投入する。
揚げ玉の油分によって香ばしさとコクが加わる。
途中で店員さんが「緑茶」を出してくれた。
丁度,顎が疲れてきたので,漬物をつまみながら緑茶を飲んで一休みする。
顎の筋肉が回復したところで,再び残りの極太麺と格闘する。
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データ
[店名]
茂七
[住所]
東京都小平市小川町1-406-3
[アクセス]
西武「東大和駅」から徒歩10分くらい
西武バス「中島町バス停」からすぐ
※立川駅北口から「東大和駅」方面にバスがあります。
[訪問日]
2009/06
[参考HP]
[1] もみーのうどんレポ
http://www.udon-repo.net/
茂七(小平市)
http://www.udon-repo.net/udon_html/udon_t_231.html
[2] 食べログ
http://r.tabelog.com/
茂七
http://r.tabelog.com/tokyo/A1328/A132805/13050399/
[3] 緑提灯
http://midori-chouchin.jp/index.php
[4] フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8
武蔵野うどん
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%A6%E8%94%B5%E9%87%8E%E3%81%86%E3%81%A9%E3%82%93
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